FC2ブログ
2019年12月 / 11月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫01月

2016.02.25 (Thu)

〈考察〉『地球最後の男 オメガマン』の正体

よく見る関数のグラフで、こういうのがありますよね?
xをいくら増やしても、yは限りなく1に近づくのだけども、どこまで行っても1にはならない。
(図を参照)
12745755_977794315643898_3651267738882350611_n.jpg

マーケティング関係の本だと、x軸が「広告を流した量」、y軸が「その広告を見た人の割合」というグラフをよく目にします。どんなに大量に広告を投下しても、理論上は「その広告を見た人の割合」は決して100パーセントにはならない、というわけです。

日常生活においても、情報にニブいオヤジたちと話していると(私もオヤジですが 苦笑)、「これだけあちこちのニュースで取り上げられている話題なのに、どうして知らないんだろう?」「こんなに人気のあるタレントなのに、どうして見たことないんだろう?」「すごくよく売れてる話題のベストセラー商品なのに、どうしてわからないんだろう?」ってことがしばしばありますよね。どんなにたくさんテレビに出たりお店で見たりするものでも、必ず「知らない・見たこと無い」という人が存在します。

この、グラフ曲線と「1」の間の細~い隙間にいる人って、いったいどういう人たちなんでしょう? 疑問に思ったことはありませんか? テレビもネットも見ないんでしょうかね? 街にも出かけたりしないんでしょうか?

「新しい情報」に限らず、「昔からある常識」等も含めて、〝大多数の誰もが知っていて当然なことであるにも関わらず、知らなかった(はじめて知った)〟という人のことを、『地球最後の男 オメガマン』と名づけました。1970年代のチャールトン・ヘストン主演のSF映画のタイトルです。噛まれると吸血鬼になる伝染病で人類が滅亡(ほぼ全員が吸血鬼化)した後、ひとり抗体を持っていて感染しない男の話です。

私の知人にも典型的な『オメガマン』がいます。いくつかエピソードがありますのでご紹介します。

映画の『オメガマン』は自らの血液から血清をつくり、人類を救おうとする〝伝説の男(原題 I AM LEGEND)〟となるのですが、下記のエピソードに登場するオメガマンは果たしてどうなのでしょうか?

●オメガマン エピソード1 〈スターウォーズのフォースも効かない?〉
先日、2月初旬のことです。50代男性3人で話をしておりまして、何の話の流れだったか忘れましたが、私が「遅まきながらスターウォーズの新作を観たがとても面白かった。彼らと同じく我々もそれぞれの30年を過ごしたのだと思うと感無量だった」というような話をしました。
そしたら、オメガマンがひとこと・・・

「面白そうですねえ! その新作、最近公開されたんですか?」

え? もうずいぶん前、12月からやってますけど・・・。
すごく興味がありそうな目でにこにこしながら言い出したのが余計に不気味でした。
公開のずいぶん前から始まった、年末年始を通してのあれだけの大量の広告やプロモーションに接していない、あるいは接していても印象に残っていないというのはどういうことでしょう?

●オメガマン エピソード2 〈男の本能にようやく気づく?〉
50代男性3人で昼ごはんを食べに外出しました。道を歩きながら、オメガマンが興奮気味に話し始めます。
「昨日の、松本清張原作のドラマ見ました?」
「いいや、見てない」と全員首を振ります。すると、オメガマンはものすごく重大な発見をしたという様子で、得意げに声を張り上げてしゃべり始めます。

「何十年もずっと真面目に商店をやってた年寄りジジイが、若い女にそそのかされて、強盗殺人やっちゃうんですよ。あれ、男の本能だと思うんですよ。年取ってジジイになっても若い女にちやほやされたいって、絶対、男の本能だと思うんですよ」

「男の本能だと思うんですよ」に力を入れて2回繰り返しました。
世の中のほぼすべての小説や映画はそういう男の本能から生じた事件を描いているわけで、至極当たり前の話なので、我々は当然彼はその後にさらに何か続けるのだと思い、皆、「ふんふん」と軽くうなずくだけで彼の言葉を待っていました。

ところが、彼の言いたいのはその一点だけだったのです。彼は、皆の反応が鈍いのは「いくつになっても若い女にちやほやされたいというのは男の本能」という自分の考え(彼にとっては大きな発見)が賛同を得られていないのだ、と解釈して、ますます声を張り上げて同じ話を繰り返します。

「えっ? 30年以上もまじめに働いてきたのを、若い女のために全部台無しにしちゃうんですよ!スゴくないですか? それって男の本能だと思うんですよ。え?そう思いませんか?」

横断歩道ですれちがう人たちが我々を変な目で見ています。同僚の一人がたまりかねて言いました。
「それ、当たり前だよ。昔からいろんな小説のテーマだよ」

オメガマンは、まだ自分の大発見に皆がさほど驚かないことに納得が行かない様子でした。

●オメガマン エピソード3 〈オシャレな料理といえばフランス〉
50代男性4人で昼ごはんを食べに出ましたが、出遅れました。いつも行くお店はどこも満員。入ったことのない店にトライすることにしました。
入り口のメニューを見ると、数種類のパスタとラザニアやリゾット等、OLさんの好きそうなランチメニューが並んでいます。にんにくやオリーブオイルのいい匂いが漂っております。

案の定、おしゃれなOLさんたちで店内はいっぱいですが、入り口そばのテーブルだけ運よく4席空いています。「いいですか?」と店主らしい男性に声をかけて入店しようとしましたところ、店主は一瞬、わずかに嫌そうな表情を浮かべましたが(私は見逃しませんでした)、すぐに笑顔に切り替えて「あ、どうぞ」と我々を招き入れます。

店内には、各種パスタを入れたガラスのビンや、カラフルなラベルのワインの空き瓶、シチリア島の古地図を模したワインの産地を示した図、オリーブの小枝などが飾られております。

オメガマンが、ぐるりと店内を見渡して席に着くなり、大きな声で言いました。
「あー、ここはフレンチですね!」

隣のテーブルのOLさんたち、そして店主がびっくりした顔でこちらを見ます。我々は、彼がこれから深遠な話を始めるものだと思い、先の言葉を待ちました。ここはフランス人があこがれるイタリアの様子を模した、実はフランス料理がベースのレストラン、というふうな手の込んだ演出が見て取れた・・・みたいな。

ところが、彼は皆の返事が無いのでもう一度同じ言葉を繰り返すのみ。大きな声で、「ここは、フレンチですね!」

私が指摘します。「いや、イタリアンだよ」
「え? フレンチじゃないんですか!?」とまた大きな声で繰り返すオメガマン。
「だって、どれもイタリアの料理じゃないか。それにイタリアの地図も国旗も飾ってる」

最後まで納得の行かない様子のオメガマンでした。

●オメガマン エピソード4 〈TPOも関係ない〉
エピソード3の続き。
各自注文した料理が出てきました。OLさんだらけの店内で、先ほどの「フレンチ」騒ぎで居心地の悪い我々。「若いOLさんでいっぱいだね」と小声で話をしていましたら、再びオメガマンが始めます。大きな声で。

「最近の若い女の子がスタイルがいいのって、オレ思うんですけど、絶対、家庭に洋式便所が普及したからだと思うんですよ」。

また静まり返る我々。
そんな説はもう30年以上前から言われているし、他にお客さんのいる食事の場で大声で「便所」はやめろ。

また皆が反応しないので、彼は自分の意見(彼にとっては大きな発見)を皆理解していない、あるいは理解していても賛同していないものだと思い込み、さらに大きな声で主張を続けます。

「最近の若い子のスタイルがいいのって、絶対、洋式便所が普及したからだと思うんですよ。え?思いませんか?」。この「思いませんか?」はオメガマンの口癖だ。他の者にとっては当たり前の周知の事実であるから反応が無いのを、彼は自分の新発見に賛同が得られていないと考えるのだ。

彼は続けます。「昔の家はみんな和式便所でしたよねえ? え? 違いますか?」・・・この「違いますか?」もオメガマンの口癖だ。皆、その話題に触れたくないから黙っているのを、自分の説が間違っているのか?と受け取り、確認をしているのだ。

オメガマンはまだまだ続けます。
「だって、和式便所って腰を落として膝をいっぱい曲げるじゃないですか。毎日毎日それやってたら膝の形が悪くなると思うんですよ。最近の若い女の子のスタイルがいいのって、オレ、絶対、洋式便所が普及したからだと思うんですよ。え? 思いませんか?」。
また繰り返している。顔を伏せる我々。

同僚の一人がたまりかねて言いました。
「君、さっきからオヤジみたいな話ばかりしてるよ」。

「え! そんなことないですよ。え? そう思いませんか?」
まだ言ってる。

(続く・・・かも)


スポンサーサイト



テーマ : 日々のつれづれ ジャンル : 日記

22:01  |  マーケティング的?考察  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  編集  |  Top↑

2014.02.24 (Mon)

〈使いづらい〉SONY vs. Panasonic 仁義なき戦い

当家は近くに山があって電波が入りにくく、テレビは地元のケーブルTVを利用している。
ケーブルTVのリモコンはケーブル会社から配られたPanasonic製品。そしてテレビ本体はSONY製品。地上波を見る場合はSONYのリモコンで操作している。

この両社のリモコンの「チャンネル」と「音量」の位置が逆なので、不便この上無い。周りで家人たちがうるさい中、大事な場面になって、音量を上げようと思ったらそういう時に限って、間違えてどちらかのリモコンで「音量」ではなく「チャンネル」のボタンを押してしまうのだ。注意深く見ておきたい大事な場面、急いでいる時に限って、必ずそうなる。
リモコン

業界で統一はしないのだろうか?
個人的には、テレビを見ている最中、リモコンは「音量」より「チャンネル」を触る方が圧倒的に多い(頻繁にザッピングをしている)ので、右手で持った時に親指に近い側に「チャンネル」があって欲しい。すなわち、SONY式の方がありがたい。

SONYは「つまらないとすぐにチャンネルを変える」という視聴者側の利便性に立ち、Panasonicは「できるだけチャンネルを換えないでほしい(CMも飛ばさず見てほしい)」という業界側の思惑に立ってデザイン開発をしているのかな? なんて想像を馳せます。いや、あくまでも想像です・・・。

(終り)

テーマ : 日々のつれづれ ジャンル : 日記

23:22  |  マーケティング的?考察  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  編集  |  Top↑

2012.08.03 (Fri)

畳んでカバンに入れてもシワにならない上着...無印良品

めちゃくちゃに暑い日が続いております。クールビズが定着し、半袖ノーネクタイで通勤しておりますが、都市通勤者の悩みは「やたら寒すぎる電車」。

電車の中では上着が必要です。
しかしながら、電車以外では暑くて着れませんから、普段は手に持つことになります。カバンから何かを取り出そうとしたりして持ち替える度に、シワになります。

パーマンのマントのようにくしゃくしゃ小さくして、ポケットとは言わないまでもカバンの中に入れられて、取り出すとシワが無くてさっと羽織れる・・・そんな上着は無いものか? 探し回りました。

ありました! これまた無印良品です。
商品名は『旅に便利なジャケット』。とにかくこの動画を見てください。冒頭の畳んだジャケットを取り上げるシーンでまずびっくり。そして充実したポケット。すばらしい機能性!



よくできたプロダクトですが、加えて見事なのがこのマーケティングです。
2008年前に登場したときは「たためるジャケット」という名で、全然売れなかったそうなのですが、その後名称を上記のように「旅」にし、販路も空港など旅回りに限定したところ、ヒット商品になったそうです。

今日、買っちゃいました。(笑)


テーマ : 日々のつれづれ ジャンル : 日記

22:15  |  マーケティング的?考察  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  編集  |  Top↑

2012.07.13 (Fri)

〈考察〉平均値...昼食代について

新生銀行の調査によると、2012年の全国のサラリーマンの昼食代(弁当持参時を除く)の平均は510円だそうだ。首都圏はちょっと高めで560円。

私の勤めている東京の都心では、近くの飲食店のランチメニューの相場は1,000円だ。(高い!)
ではこの「首都圏平均560円」との差額の440円はどこに行っているのだろう?

自分のことを考えてみた。年齢を重ねるとともに順調に下がり続ける可処分所得(汗)...ランチに毎日1,000円を使うのはとても現実的な話ではない。私の今週の月曜日~金曜日の様子は下記の通りだ。毎週こんな感じだ。

・週に2日、(つきあいも大事)同僚とランチに出かける。(@1,000円)
・残りの3日間はカロリーメイトで我慢。(@200円)

そうすると、毎週かかる昼食代は、1,000円×2+200円×3=2600円。
これを月~金の5日で割ると、1日当たり520円。

見事に、首都圏平均値と一致していたのである (40円下回っていた)。

平均値ってすごい (苦笑) 。



テーマ : 日々のつれづれ ジャンル : 日記

23:17  |  マーケティング的?考察  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  編集  |  Top↑

2012.06.18 (Mon)

宇高連絡船の「うどん」

こんな記事がありました。

<雑記帳>「宇高連絡船」懐かしみ「伸びたうどん」販売
毎日新聞 6月17日(日)20時49分配信

 香川、岡山両県を結んだ「宇高連絡船」を懐かしむイベントが16日、高松港旅客ターミナルであり、かつて船内で売られた「伸びたうどん」が販売された。
 同船では調理ができず、ゆでたうどんを高松港で載せていたため、伸びたうどんしか提供できなかった。88年の瀬戸大橋開通で、並行する他社便は残ったが、JR四国の宇高連絡船は廃止。イベントでは、当時の懐かしいうどんを再現した。
 ゆでたてより味は落ちるが、「学生時代、帰省の際によく食べた味を思い出す」と来場者。味覚だけでなく、思い出をたっぷり味わっていた。【鈴木理之】



「宇高連絡船」というのは、1988年に瀬戸大橋が開通するまで四国の高松駅と岡山の宇野駅を結んでいた国鉄の船です。四国と本州間が約1時間。船上にうどん屋がありまして、それを食するのが、乗客の習わしでした。

我々四国の人にとっては、四国から本州へ渡る、あるいは本州から四国へ帰るというのは、修学旅行だったり進学だったり就職だったり帰省だったりあるいは人生の中のいろいろな大事な節目であるわけで(スミマセン、本州側の人のことはわかりません 汗)、この連絡船上のうどんにはその時その時の深い思い出が込められています。

のびたうどん。チープな出汁。
近年の全国的な讃岐うどんブームの中ではさすがにうどん不毛地の東京でもこんなうどんを目にすることは無くなりました。
でも、この何とも安っぽい(失礼)うどんは、四国出身者の私たちの記憶の中、心の中にしっかり残っています。これからも忘れることはできません。すっかりのびきった思い出として。(笑)



テーマ : 地域のニュース ジャンル : ニュース

00:00  |  マーケティング的?考察  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  編集  |  Top↑
 | BLOGTOP |  NEXT