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2010.02.17 (Wed)

テンションの上がらない買い物 <エアコン>

普通、何万円もする高額商品(耐久消費財)を購入する際には、その機能から得られるベネフィットへの期待感で胸が高鳴るものだ。「こんなことができる」とか「こんな風に使おう」とか「部屋はこんな具合にステキになる」とか。それが現在使用している製品の故障のための買い替えであっても、「今までのものより画面が大きい」とか、「今までのものよりデザインがいい」とか、ときめく要素は必ずあるものだ。各メーカーはいつも商品の進化のための改良を競い合っているのだから。
何万円も支払うことへの心理的抵抗と物理的痛みを、こういった胸の高鳴りが超えた時に、購買が発生するのだ。
あるいは逆に、胸の高鳴りによって、何万円も支払ったことを自分に納得させているのだ。

ところが、世の中には、購入に際して一切そういったテンションの上がらない商品が存在する。

それは、<エアコン>。
(はじめて買う場合は別ですが・・)

何の機能の進化も無い。
何のデザインの変化も無い。白くて四角いまんま。

いや、「機能」については進化はあるのだろう。省電力になったとか、人のいる場所を感知してそこに風を送るとか・・。
でも見えにくい。
第一、商品の見た目に何の変化も無いのは、致命的だ。


● テンションの下がる店頭
先週、またまた厳しい寒波がやってくるというのにダイニングルームのエアコンが壊れ、急いで2月11日(木)の建国記念日に買いに行った。
ポイントが3万円分貯まっているYカメラに出かけた。本当はパソコンを買う際に使おうと思っていたポイントをすべて吐き出して購入するつもりだ。家計は財政危機。背に腹は代えられない。

エアコン売り場に並んでいるどのメーカーのどの商品も変わり映えはしない。エコポイントの有無くらいの差異か。これから高額商品の買い物をするというのに、どれにしようかと見比べていてもまったく楽しくない。
他のどんな商品の売り場にも並んでいる、各社がアピールする色とりどりの商品説明のボードとか、広告タレントの等身大のパネルも無い。
どのメーカーのどの商品も、皆まるで法律で定められているかのように、区別のつかない、無機質な白い四角だ。一昔前のウィンドウズ・パソコンの売り場に立ったような、憂鬱な気持ちになる。このモノの売れないご時勢に、お客様に選んでもらうための工夫、意図の感じられない工業製品を見ると、腹が立つ。

「こんな何の差も無いものの中から今後10年は使うものを選ぶのか?」と、気分はヘコむばかりだ。
いろいろ悩んだが(実際には大して悩むポイント、つまり差は無いのだが)、価格は少々高めだが、エコポイントが9000点付くというF社の最新型の製品に決めた。最新型、ということは機能もきっと優れているのだろう。そう願いたい。


●テンションの下がるレジ
「工事の手配を確認するまで少々時間がかかります。このブザーをお持ちください。用意ができたらブザーが鳴りますのでレジまでお越し下さい」と店員から言われ、四角いブザーを手渡された。「ポケットに入れると鳴っているのがわからないことがあるので手に持っていてください」と注意を受けたのでその通り手で持っていた。
(中略)

結局、1時間待たされた。
手続きはとっくに終わっていたのに書類はレジ横の箱に放ったらかしにされていたのだ。
( それも、いくらなんでも遅すぎる、と私が確認に行ったからからわかったのだ。もしそうしなかったら、閉店時間まで待たされていたはずだ )
そのブザーが鳴るという機械が壊れていたのか、それとも単に発信をし忘れていたのか、店員に問いつめても謝るだけで説明は無かった。
ますます無力感が襲う。

3万円分のポイントを全額使って支払う際には、全身から力が抜けるような感覚を覚えた。数年間かけて貯めた全ポイントを、全然楽しくない買い物のために使うことになるなんて・・。
まあ、「生活必需品」を買うのに使えた、ということで納得しよう。納得するしかない。この緊急時に、3万円浮いたのだから。


●テンションの下がる取り付け および テンションの下がる製品
取り付け日は「最短」ということで、二日後、2/13土曜日の午前中になった。
予報通り寒波がやってきて小雨がときどき雪になる冷え切った悪天候になった。この冬一番の寒さだ。エアコンが間に合ってよかった。
取り付けのおじさんがやってきて、取り付けてくれたが、、、

動かない。

あまりに外気が寒すぎて、室外機に霜が付いてしまい、霜取りの間運転をストップするというのだ。確かに説明書にはそういう機能が付いていると書いてある。
おじさんは「今日は特別寒すぎますから」なんて言ってる。

「寒すぎるって言ったって、しょせん温暖な逗子ですよ。こんなの北関東とか東北じゃ普通でしょ?」なんておじさんに文句を言ってみたが、しょうがない。彼は取り付けるだけの人だから。「自分の住んでる横須賀に比べたら逗子は寒いんですよ」なんてわけのわからない言い訳をしている。

「時間が立つと動くと思いますよ」なんて言ってるが、しばらく時間がたって動き出しても、蚊の吐息のような風しか出ない。いや、蚊の吐息なんてどんなのか知らないが。
<ハイパワー>モードのスイッチを入れても、ようやく、青虫のため息程度の風が出るだけ。同じく、青虫のため息もどんなのか知らないけど。

おかしな話だ。室外温度が下がると室外機の霜取りのために運転を止める機能??
つまり、
「寒ければ寒いほど積極的に動かなくなるエアコン」?
悪い冗談か、これは。寒いときこそ必要なのがエアコンだろう。普通は。
それともこの商品が故障しているのか?

おじさんは自分の事務所とか、購入したYカメラに電話をして状況を話している。
結局、「Yカメラには事情を話した。しばらくしたらYカメラから電話がある。この商品の購入をどうするかはお客さんとYカメラさんで話してください。私からは何とも言えないので」
と言って、悲しそうな表情を浮かべて帰って行った。おじさんに罪は無い。ご苦労様。

えらく時間を食った。
そのおじさんが来たのは朝10時。上記のようなことがあって、帰ったのは午後1時半を回っていた。こんなことに3時間半も費やしてしまった。早くお昼ごはんを食べないと。子どもらも腹が減ったとうるさい。


● テンションの下がる結論
その新しいエアコンのゆるくて冷たい風の下、震えながら遅めの昼食を食べ終わると、Yカメラさんから電話があった。
「同じ商品の新しいのをつけ直す」と言い出した。最短で二日後の月曜日。
それでお願いします、と伝えた。

嫁と、「日本製品って今はこんなふうにダメになったんだろうか。かつてはどんなものでも確実に動いていたものなのに」なんて話をした。これまで使っていたM重工のエアコンだって、しっかり15年間も何のトラブルも無く、厳寒の大雪の日でも元気に動いていたのだ。


● 徹底的にテンションの下がる、さらなる結末
Yカメラからの電話を受けた後、「また月曜日に取り付けし直しか」とため息をつきながら、朝から読んでいなかった新聞を広げた。折込チラシの中に、Yダ電機のものを見つけた。
嫁が、「お父さん、これ」と言い出した。

私が買ったのと同じメーカー、同じ型番の商品が、2万円も安く売られていた。しかも取り付け費も無料で。エコポイントも有り。
子供たちが、「2万円あったらWiiが買えたじゃん!」と騒ぎ出した。

ホントにテンションが下がる。。



<後日談>
月曜日、同じおじさんが来て新しい製品に付け直してくれました。
無事に動いていますが、また同じような寒い日にどうなるかはわかりません。



(注意)
たまたまこういうことが起こった、という話です。
エアコンメーカーのF社、および販売店のYカメラへの非難の意図はまったくありません。違う日に別の商品を買った場合だとまったくちがった成り行きに至ったのかもしれません。





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