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2010.02.18 (Thu)

<追悼> ロバート・B・パーカー

プログ休止中の間に起こった出来事で、一番ショックだったのが、ロバート・B・パーカー氏死去のニュースです。
(Robert Brown Parker, 1932年9月17日 - 2010年1月18日)

一番好きな作家でした。スペンサーシリーズをずっと愛読していました。いつかはボストンという街に行ってみたいと思っていました。

彼のスペンサーシリーズの主題は、

『自律』

ということだったと思います。自分を律することができる人間=大人。
毎回、事件の解決の本筋の底辺で、あるいはサイドストーリー的に、このことについておなじみの主人公たちの間で会話が交わされました。

「自分」が「自分」であるために、やるべきことのルールを自分で決めている。仮にそれをやり通すために大きな危険が生じることが予測されても、やる。やらないと、「自分」が「自分」でなくなるから。

このことをわかった者たちの間だけに通じ、共有される絆。味方、あるいは敵であっても、それが通じ合える相手には一目置く。

読む者はそこまでマチズムにはなれません。でもその登場人物たちの絆の中に自分も入るような人物にいつかはなりたいと願いながら読み続けます。何年も読み続けます。

私はもう四半世紀も読み続けていますが、結局、スペンサーと同程度のレベルに達したのは、次の二つしかありません。
・ ビールを飲むこと
・ 料理を作ること
(笑)

常に激しいウェイトトレーニングとボクシングの鍛錬を欠かさない、スペンサーと相棒のホーク。
1973年に始まったこのシリーズの初期の人物設定では、たしかスペンサーは朝鮮戦争(1950年~ 1953年)に従軍した、とあったはず。ということは、1930年あたりの生まれか?今年は80歳になってしまう。(作家のパーカー氏自身が1932年生まれ)
1990年代あたりから、だんだんと登場人物たちの年齢が不明になり、そのストイックさとマッチョぶりにもリアリティが薄れてしまったせいで、2000年に入ってからは私はだんだんとこのシリーズから遠ざかってしまいました。


●●
ここ数ヶ月、ずっと仕事関係の本ぱかり読んでいたので疲れてしまい、久々にスペンサーシリーズを読んで元気をつけようと思い、ある日、会社の帰りに銀座の福家書店で、未読のうちの一番古い作品「冷たい銃声(Cold Service, 2005)」を購入しました。実に5年ぶりです。帰りの電車と翌朝の行きの電車の中で読んでしまいました。やはりものすごく面白かった。

そしたら、その日、ヤフーニュースに、「ロバート・B・パーカー死去」のニュースが・・。
仕事中、パソコンの前で絶句しました。


●●
テレビシリーズも好きでした。日本放映は1991年あたりだったかな? 当時、ある日の新聞のテレビ欄に偶然「スペンサー」の文字を見つけ、見ることができしまた。
スペンサー役のロバート・ユーリック (Robert Urich) 氏は、2002年にすでに亡くなっています。




R.I.P.

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テーマ : 小説 ジャンル : 小説・文学

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