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2013.07.27 (Sat)

〈バカ家族の風景〉 ブランド名は『忘れた』

一番下の子(小学生男子)は地元の少年サッカーチームに所属している。
身体は小さいが、持ち前のスピードと、大きな相手にも物怖じせずにぶつかって行くガッツで、よく頑張っている。

激しい練習で靴やウェアが傷むのが速く、出費がもかさむが、私は自分の小遣いを削っても精一杯援助してやるつもりだ。

私自身はサッカーの経験は無いし、知識も無い。息子が毎回の練習や試合の後に聞かせてくれる様子も、相槌は打つが、正直言って半分くらいしか理解できていない。
今はまだ素直で目をキラキラさせながら私に語りかけてくれている息子も、すぐに反抗期に入る。間もなく、「お父さんは何もわからない」と言って父親とは話もしてくれなくなる日が来るだろう。

でも私は、大好きな息子を応援し続ける。


●●●
練習用のウェアが小さくなったので、息子はスポーツ店で新しいのを買ってきた。
スポーツ店

私は「どこのメーカーのにしたの?」と尋ねた。息子は一言答えた。

「わすれた」

なに?わすれた?いつもナイキだアディダスだとこだわってる奴が、「わすれた」は無いだろう。
私はちょっとカチンと来て、そのまま口に出した。
「何だ?それは?ナイキとかアディダスとかいつも言ってるだろう?」
「だから、わすれた」息子は繰り返した。

私は我慢強く問いただした。
「プーマじゃないのか?」

息子はよそを向いたまま答えた。
「ちがう。わすれた」

とうとう反抗期なのか?もう一度問い直そうとする私に、息子は重ねて言った。
「わすれた。お父さんに言ってもわからないよ」

その一言で私も頭に来た。私は怒鳴った。
「何だ、その言い方は!お父さんにわかるかわからないか、言う前に決めつけるな!」

すると息子も声を荒げてこう言った。
「だからさっきからずっと“わすれた”つってんだろ!」

私は激怒した。上の姉兄たちの影響で、最近、時折りこうした品の無い言い方をすることがある。今のうちに直さねば。
「汚い言葉を使うな! 何が『つってんだろ』じゃ! お前は『つうてんかく』か!? このクソバカ。シバくぞ!」
上品な言葉でそう注意して、私は彼の持っているウェアを取り上げた。「ワシに見してみい!」。

広げてみると、胸のところに大きくこう書かれていた……。





















胸のところに大きくこう書かれていた。
ATHLETA

「何て読むんだ?アスリートか?」と私。

息子はあきれた声で答えた。
「わすれた (アスレタ) 」



(終わり)

ATHLETAlogo.jpg


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写真はwebより勝手に拝借しました。




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テーマ : 日々のつれづれ ジャンル : 日記

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