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2015.07.31 (Fri)

〈時代は変わっても〉変わらないものと変わったもの

息子のサッカー部の練習試合を見に、自転車で市内の中学校のクラウンドに出かけた。
すぐに暑くて喉が渇いたので、近くにある自動販売機に飲み物を買いに出た。登下校の中学生を主ターゲットとしているのだろう、その一角にはいくつかの飲料メーカーのベンダーが横に並び、端っこには煙草の自販機もある。

私は煙草の自販機の傍に自転車を止め、二つのメーカーのスポーツドリンクの値段と容量を見比べながらどちらにしようか迷っていた。

ヤマハの黒いバイクにまたがった、グラサンをかけた若者がやってきて、少し離れたところで停まった。またがったまま挑発的な顔でじっと私の方を見ている。またがった足を見ると、脛のところに〝火の鳥〟か何かをモチーフにした青黒いタトゥーが見えた。いかにもイヤな感じだ。

きっと煙草を買いに来たのだな。煙草の自販機の傍をうろうろしている私を睨みつけて「早くしろよ」とプレッシャーをかけてきているようにも思えたが、どうも何かおかしい。黒いグラサンで視線が見えないが、私の様子を伺っているようでありながら、目を合わさず逸らしているような雰囲気だ。
バイクを停めた距離も、必要以上に遠い。

とはいえ、ぐずぐずしてトラブルはごめんだ。今やこんな若い兄ちゃんと何かあって揉み合う体力など私には無い。私はそそくさと飲み物を購入し、再び自転車に乗ってその場を去ろうとした。

そこで気がついた。そのグラサンにタトゥーのバイク兄ちゃんが私と微妙な距離感を取っている理由に。

煙草の自販機の傍に自転車を停めたつもりの私。ところがその停めた場所の目の前には・・・私はまったく気がつかなかったのだが・・・、
















コンドームの自販機があったのだ。私の自転車が邪魔になっている。

へー、今でもこんなのあるんだ。30年くらい見なかったような気がする。
なるほど、あの兄ちゃんはこの太陽さんさん降り注ぐ真っ昼間に必要になって(いいなあ...)、手持ちのものが無くて買いに来たのか。それでガラにも無く照れているのか。

時代は変わっても、変わらないものは変わらないなあ。微笑ましい気持ちになった。
私は今買った飲み物を落とさないよう気をつけながら、自転車を反転した。
そこで気がついた。変わっている。昔と大きく変わっている。

とんでもなく変わった。それは、、、
















それは、「薄さ」だ。

その自販機で売られている商品は二つ。それぞれ、こう書かれていた。

「人生が変わる!0.02ミリ」
「幸福の0.01ミリ」


0.01ミリってどんなだろう?? コピーの通り、きっとすごく幸福なんだろう。


(終り)
あ、値段見るの忘れた。

バイク兄ちゃん
(写真はGetty Imagesより拝借しました)


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テーマ : 日々のつれづれ ジャンル : 日記

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