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2015.12.17 (Thu)

〈観察〉PM2.5よりもイヤだ

(お食事中の方は静かにスルーしてください 笑)
電車の戸口に立ったまま、男は熱心に鼻をほじっております。3つ前の駅で乗り込んできてから、ずーっと、ほじり続けています。ダークグレーのスーツに身を包んだ、きちんとた身なりのビジネスマンです。吊り革につかまる私の、すぐ斜め前に位置しております。

空気が乾燥しているからというだけでは説明がつきません。おそらくその男の体質なのでしょう。指でほじるたびに、男の鼻の穴と指の隙間から、粉が噴き出しております。通常の湿り気を帯びた「鼻糞」ではなくて、乾ききった「鼻粉」(としか呼びようが無いでしょう)なのであります。初夏の森林のスギ花粉のように、不透明な黄白色に重く濁った色彩の粉末が、男の吐息にあおられて、ぷふぁ~っ、と宙に舞い上がっております。

今の季節のエアコンの風は弱い。男の「鼻粉」は風に吹き飛ばされることなく、ゆらゆらと一帯を漂いながら、ゆっくりと下方に降りてゆきます。

男のすぐそばの座席には、『真木よう子』似のかなりイケてるOLさんが座っております。
グラマラスな『真木よう子』さんの頭上を、男の「鼻粉」が漂っております。次第に、彼女の頭から髪全体に、そして額から鼻筋、頬、白い耳、形の良い唇、滑らかな〝おとがい〟、さらには細い肩から、体全体を包み込むように降りてゆきます。その一部は、彼女のリズミカルな呼吸に伴って、鼻腔から吸い込まれ、彼女の体内に深く奥まで入ってゆきました。

残りの「鼻粉」はゆらゆらと座席シートに到着します。席に着くので、これを「着席」と呼ぶことにしましょうか。
さらに、彼女の形の良い膝からまっすぐ伸びた脛を通り、床に舞い降ります。床に着くので、これは「着床(ちゃくしょう)」と呼ぶべきでしょう。




「着床(ちゃくしょう)」・・・。




この「着床」という言葉に想いが至った途端に、あなたの目の前の光景は違った景色に変貌します。

彼女の鼻腔から吸い込まれた男の「鼻粉」。それを受けて彼女はすなわち「受粉」し、さらには彼女の体内、奥深くに「着床」するのであります。

こうして彼女は身籠るのでした。何かを・・・。


(気色悪いまま終り)

鼻から花粉
イラストはGetty Imagesより拝借しました。

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2015.11.29 (Sun)

子どもの躾(しつけ)にインセンティブ?

仕事を終えて自宅最寄り駅に着いたら、夜の9時を回っていた。
ホームで幼稚園児の女の子がぐずって言うことを聞かなくなったらしく、両親が往生している。夜の9時だ。もうその年齢の子は寝る時間だ。ぐずって当たり前だ。どこかに行楽に出かけていた帰りらしい。

母親がいくら言っても動かない。そこへ割り込んだ父親の言葉を聞いて、私は驚いた。
父親は大声で言った。

「○○ちゃん、あー、惜しい! 惜しいなあ。最後まで良い子にしてたらポイントが付いてたのに、これでマイナスポイントになっちゃった。ポイントが貯まったらまた連れて行けたのに、惜しいなあ。あーあ!」

女の子が泣き止み、この話に食いつく。

「えっ! 何ポイント貯まったらまた行けるの?」
「8ポイント」父親がいいかげんなことを言う。
「8ポイント?」女の子が俄然イキイキとした声で反応する。父親が続ける。
「でも今のでゼロポイントじゃなくて、マイナス1ポイントからスタートになっちゃった」

母親も入ってきた。
「あーあ、また良い子にしてポイント貯めなきゃ」

バカか、こいつらは。
「しんどくても最後までちゃんとしなきゃいけない」という大事な躾に、この親たちは「これをするとこんな得がある」という「インセンティブ」を提示しようとしている。
損得抜き理屈抜きに、いけないことはいけない、しなきゃいけないことはしなきゃいけない、というものがあるのだと、小さいうちに身に付けさすのが躾というものだろう。

こんなことでその場その場をしのいでいたら、子どもは何をするにも、「それで得られる報酬」が何なのかを求め、それと「しんどいこと」を天秤にかけて、やるかやらないか判断する癖がついてしまうぞ。
それで、もうちょっと大きくなると電車の中で老人や妊婦さんに席を譲らず、「それで私に何のメリットがあるのか、証明してくれたら譲りましょう」なんて言い出すんだ。

さらには、「どうして人を殺しちゃいけないんですか?ちゃんと論理で説明してください」なんて言い出す。いかにも立派なことに気がついた私はえらい、みたいな得意げな顔で。

ダメなものはダメで、そこに損得や理屈なんか無い。そういうことが、生きていく上でこの世には歴然としてあるのだ、ということを小さいうちに教えないでどうするんだ??
「結婚はコスパが悪いのでしない」なんて言い出すぞ。

この夫婦に言ってやろうと思い反転して歩み寄ったが、二人とものすごいバカ面だったので、やめてそのまま駅を出た。

●●●
帰りにセブンイレブンでプライベートブランドのボルドーワイン(千円)を買いました。今年はボジョレーヌーボーは置いてません。「今世紀最高のなんとか」とか「50年に一度と言われた昨年にも匹敵する・・・」とか、毎年どんなに美辞麗句を並べて宣伝しても、必ず大して美味くないんだから。どうでもいいものはどうでもいい。そこに理屈は無いのだと思いました。

(話が散らかったまま終り...笑)

熟成肉
写真は熟成中。有無を言わさず躾けられています。


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2015.11.23 (Mon)

〈妄想大爆発?〉人知れず北大 銀杏並木

三連休を利用して、大好きな街、札幌にやってきました。
訪れるたびに感じるのですが、本州とはあきらかに異なる空気の澄み具合です。湿度が低いせいでしょうか、空の色がちがいます。日の光がちがいます。空気の分子組成が本州と異なるのではないか、とすら思います。

札幌にいると、呼吸のたび、鼻から空気を吸い込む一回一回そのたびに、身が引き締まる想いとともに、懐かしい感覚で胸がいっぱいになります。そこに漂う空気の静謐さが、今のように穢れていなかった自分の清廉だった(?)若い頃を思い出させるのです。二度と戻れないあの日々を・・・自分は何にでもなれるのだと、根拠の無い自信に満ちあふれていたあの頃を。

遠い昔、二十代だったあの時も私はこうやって一人、札幌を訪れたのでした。叶うはずのない、ある目的を持って・・・。

●●●
札幌には、Facebookで知り合ったお友達や、もう20年近くのつきあいになる音楽仲間が何人かいるのですが、今回は思うところがあって、誰にも知らせずに一人で訪れました。

札幌を訪れるといつもたどるコースを、今回も散策しました。
大通公園から時計台を巡り、反転して旧北海道庁舎を通って北大に入ります。

イチョウ1

北大の構内は、いたる所にぎんなんの匂いが漂っていました。銀杏並木では落ちた葉が重なり合って道路を覆い、一面、黄色いじゅうたんです。臭覚と視覚の両面で「晩秋だ」と声高に季節を誇っているかのようです。

イチョウ2

腐敗臭にも似た、ぎんなんの匂いは、決して心地よいものではありません。でも、その「死」を連想させる腐臭の中に、新しい「生」を芽生えさせる種子を内包しているのです。その様は何か大切なことを暗示しているかのようです。「死」にくるまれた内に、新しい「生」があるのです。

すべてが枯れ落ちてしまう寸前の晩秋という季節に銀杏並木を歩くと、いつもそんなことを考えてしまいます。

●●●
黄色いじゅうたんを踏みしめながら、北大生の若い男女や、数人グループの観光客が歩いておりますが、私のような中年の一人旅という人は見かけません。

北国の夕暮れは早い。日も落ち、銀杏並木に別れを告げて大通公園に戻ると、この季節のイルミネーションが美しい。

そんな中、ひとりの人妻と出会い、ふと偶然に触れ合った指先に運命のようなものを感じ、互いに惹かれるままに・・・。でも二人は結ばれることは無い。長い年月を生きてきた大人の男女にはそれがわかるのだ。互いに傷つくのがわかっていながらの冒険は、もうできない。

彼女の白く細い指。冷たい手を両手に握ったまま、私は尋ねた。「僕らはこれからどうなるの?」
彼女は、夜明け前の黒い森のような沈んだ冷たい声で、現実を冷徹にひとことで語った。
「どうにもならないわよ」
一瞬見えた彼女の白い吐息が、二人の運命のように、はかなく消えた。

すべてを振り切って、明日、私は東京に向けて帰ります。


(終り)


●●●●●●●

(おことわり)
以上、まったくのウソであります。きれいな写真が撮れたので、ちょっと遊んでみました(笑)。何も内容の無い、雰囲気だけの文章であります。

写真は地元、神奈川県葉山町の運動公園の11月22日の様子です。当地はまだ、すべてが奇麗に色づくちょっと手前です。実際の札幌はどうなんでしょう? もう葉はすっかり落ちてしまい、すでに本格的な冬が訪れているのでしょうか?

『白樺山荘』で味噌ラーメン食べたい! ゆで卵、取り放題!(笑)


(終り)


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2015.11.20 (Fri)

<悲しみのイレーヌ> 超傑作!

はい。話題の『悲しみのイレーヌ』を読了しました。日本では続編の『その女アレックス』が先に発売されてベストセラーとなり、ホラー好きスプラッター大好きのわたくしも当然読んでおりました。そんなわけで、本書にてイレーヌさんがしまいには大変なことになってしまうらしい、ということをあらかじめ知った上で読み進めるわけです。ページをめくるのが辛い。

ここで内容には触れませんが、たっぷり堪能しました。読んだ人はおわかりになる、あのページでは、驚きのあまり「あっ!!」と大きな声を上げてしまいました(家の中でよかった 笑)。

好き嫌いはあると思いますが、わたくしにとっては今年一番の本でした。『その女アレックス』も、もちろん良かった。

本書でイレーヌさんがどんな目にあったかを知った上で続編『その女アレックス』の冒頭の主人公の警部さんが登場するところを読み直すと、そこに漂う空気の重さがまったくちがいます。両方とも未読のお方は、ぜひ時系列通りに『悲しみのイレーヌ』から読まれることをおすすめします。

余談:
わたくしのイメージです。カミーユ警部は「瀬戸わんや」、上司のル・グレン部長は「獅子てんや」。どうでしょう?(笑)
ルグエン

(終り)


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2015.11.19 (Thu)

ドライヤーの名前が『ハゲ』?

ヘアドライヤーが壊れたので嫁さんが新しいのを買って来たが、商品名を見て驚いた。
頭髪を扱う美容機器の名前が、、、

『HAGE ハゲ』?

なんということだ。

よーく見たら、『HUGE ヒュージ』だった。
コイズミというメーカーの製品です。その名の通り大きめのアイテムが揃っています。小さいシリーズに『TiNY タイニィ』というのもあるそうです。

ヒュージ


(終り)


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